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轟け!サブカル女子

上京を夢見るサブカル女

SFは今後どのような未来を描くのか~ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ~第2回『SFは何を夢見るか?』

サブカル はてブ20以上
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第一回目の放送では女子高生カルチャーを遡りました。

第二回のテーマは

みんな大好きSF特集だーーー!!!

SFとかループ物みたいな非現実な世界観の作品が大好きなので、今回の放送も見応えあったなぁあああ!

2015年を描いた作品たち

番組では現在2015年を描いた作品が紹介されていきます。中でも有名なのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」じゃないでしょうか。

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バック・トゥ・ザ・フューチャー

1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ」の中でマーティとドクは未来を訪れる。しかも今日2015年10月21日は2人が過去から来る記念すべき日!!!未来として描かれていた時代に今自分が生きていると思うと感慨深いものがあるなぁ。タイムマシンはないし、車は飛ばなかったけどね…

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また「20世紀少年」や「新世紀エヴァンゲリオン」なども同じく2015年が舞台になった作品として紹介される。「AKIRA」や「攻殻機動隊」などはもっと先の未来の姿を予見している。

このようにクリエイター達の想像力によって様々な未来の姿が描かれてきた。

フィクションがノンフィクションになる時

バック・トゥ・ザ・フューチャーの中で「未来はこんな風になっているんじゃないか」と2015年の架空の姿が展開される。

  • 空飛ぶ車
  • 自動で紐を締めるシューズ
  • 宙に浮くホバーボード
  • 3Dホログラム

1989年に実現はありえないとされていた空想上の物が2015年の今、実際に実現しつつあるところをみると、未来のはるか先を見据える想像力にただただ驚かされる。

70年代のSFと現在のSF

ここ最近のSF作品と過去に作られたSF作品。両方見ているとある違いに気づいた。
なんか…

圧倒的に過去のSF作品のほうがワクワクするんよなあぁ!!!


「ゼロ・グラビティ」も「インターステラー」も見て、確かに良作だったけど目新しい物は感じれなかったしどうしても「映像美」のほうに注目して見てしまった。ワクワク感でいったら圧倒的に「2001年宇宙の旅」のほうが勝ってる。過去のSF作品と現在のSF作品は一体何が違うのか。その鍵は1970年に大阪で開催された日本万国博覧会「大阪万博」にあった。

私はまだこの時生まれていないので、万博の様子は映像や人づてで聞くことしか出来ない。世界各国の最先端テクノロジーが一挙に集い、日本はもちろん世界中から6421万人もの人が訪れるビックイベントが日本のしかも大阪で行われたなんて。この時の日本の勢いには驚かされる。
最近のSFにはこの頃の「科学の進化に夢見る」「明るい未来」といった物があまり無い気がする。現在の科学発展のベースになるものは「過去にあったものの進化系」であるのに大してこの頃の発想というのは完全に「ゼロから作り上げた」ものであること。その未知なものに対して当時の人は期待感や今後の飛躍を願う気持ちだったり科学が進歩してもっとよくなる未来像という物をきちんと描けていた。科学の進歩と人類の発展を夢見ていた古き好き時代だった。

科学の進歩がもたらす恐怖

やがて時代とともにSFも成長し科学の発展による「明るい未来」だけでなく「暗い未来」も描かれるようになっていく。
日本SF作家第一号とも言える漫画の神様手塚治虫は「ロストワールド」「メトロポリス」「来るべき世界」という『SF3部作』で科学発展が引き起こす人類の暗い未来の姿を既に描いていた。
「人が頭の中で想像したものは実現する」とよく言われるが、メトロポリスでの「ロボットの反乱」なんかはPepperやsiriなどの人工知能の発達を見ていると、いつか本当に実現しそうでちょっとゾッとさせられる。

大阪万博が開催された頃、人々は「明るい未来」に夢をはせていたけど、暗い時代と当たり前にある便利な生活からスタートしてしまった私達にとって、SFを夢物語として捉えるのは難しく、科学の進歩がもたらす脅威や危機を訴えるジャンルになってしまったのではないか。SF作品が未来に希望を描かなくなった。昔のSFのようなワクワク感はもう期待出来ないのかもしれない。
大阪万博から格段に技術は進化に文明は豊かになったのに、なんとなく閉塞感に包まれている現代。技術は常に人々を豊かにするものであってほしい。
再び明るい未来を描くきっかけになるのが人間が持つ「想像力」なんじゃないかと私は思う。

科学とイマジネーションがつくる未来像

SFが現実となり、空想が現実となる世界。実現不可能と思われた想像物が実現していく面白さ。現在の便利で豊かな社会があるのには、科学の力だけではなくSF作家やクリエイター達のそういった想像力が作り上げたものだといえる。
現実未来を支えるのは科学だけではない。想像力こそが便利で豊かな現実をつくっていくのかもしれない。閉塞感で停滞している時だからこそ、SFが昔のように再び人々をワクワクさせるものであってほしいし、過去のバージョンアップではなく、今からもっと未来の人々を驚かすようなイマジネーションに満ち溢れた作品を作り上げていく時代になって欲しいと願う。

 

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