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轟け!サブカル女子

上京を夢見るサブカル女

【ネタバレ】映画『君の名は。』映画館で見るべきアニメ作品に初めて出会った(感想、あらすじ)

映画 サブカル
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ずーっと観たかった映画『君の名は。』ようやく観てきました!
ネット上の評判も良かったし、興行収入100億円を突破した作品ということでかなり期待して見に行ったんやけどね

燃え尽きたぜ…真っ白にな…

終わった後、しばらく呆然としました。
あれ…ここはどこ…私何して…あっ、そうか現実か、現実に戻ってきたのか…
私が今まで見ていたのはアニメで…?こちらが現実…?(混乱)

本当に凄いものを見た時って感動じゃなく、ただただ圧倒されるんだなぁ…。

新海誠作品を映画館で見るのは今作が初めてで、アニメ作品を映画館で見る事がなかなかなかったから「大丈夫かな…?」と半信半疑状態でしたが、結果的には

  • いきなり鳥肌がぁああ
  • RADWIMPS〜〜〜!!!
  • なんじゃこの背景!!!
  • 鳥肌がぁああ(2回目)
  • 三葉可愛いよぉおお
  • 四葉しっかり者ぉおお
  • 鳥肌g(3回目)

と高ぶりまくって、鑑賞後には無事バーンアウト。自宅に帰ってからも映画の映像を思い出すと興奮してしまって全く寝付けなかった。アニメってこんなハードワークだったっけ?

まだ見てない人には「ストーリーもしっかり面白いからDVDでも楽しめるけど、映像美がとにかく凄いから、テレビの大きさで満足してしまうには勿体無い。作品の素晴らしさを十分に堪能するなら大きなスクリーンでぜひ!」と伝えたい。更に関東近辺の方なら、音響設備最高級の立川シネマ爆音上映でぜひ見て欲しい作品です。笑

ということで、『君の名は。』のあらすじ、感想書いていきまーす。

以下ネタバレ含みます。


『君の名は。』あらすじ

www.youtube.com

「確かなことがひとつだけある 私達は会えば絶対すぐにわかる」

千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。

「私/俺たち、入れ替わってる!?」

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」

辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。

出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す

映画『君の名は。』公式サイト

田舎に生まれ、閉鎖的で古臭い習慣にうんざりしていた女子高校生の三葉。都会への憧れを抱いていたある日、不思議な夢を見るようになる。

「私…都会のイケメン男子高校生になってる…!?」

東京の綺麗な町並み、賑やかな学校、憧れのお洒落カフェ…。「クオリティーの高い夢だな〜」なんて思いながら夢の中で東京での暮らしを満喫する三葉。

ところが、友達の発言やノートに書き残された不思議なメッセージから、イケメン男子に入れ替わっているのが夢でない事を実感し始める。

一方男子高校生の瀧も三葉に入れ替わっていて、お互いの生活を壊さないようルールを守りながら暮らしていた。

が、ある日突然入れ替わりが起こらなくなる。瀧はどうして入れ替わりが起こらなくなったのか、わずかな記憶を頼りに三葉の居場所を突き止めた時、ある衝撃的な事実を知ることになる…というストーリーです。

感想・ネタバレ

Twitterやブログなど全てスルーして事前情報全く入れず、予告編も見ずにCMでちらっと見たぐらいだったので

  • 男の子と女の子が入れ替わる、転校生的ストーリー
  • 新海誠作品

ぐらいの情報しか把握してませんでした。笑

映像美

新海誠作品の映像の繊細さは秒速5センチメートルで知ってたんやけど、映画館の大迫力スクリーンで見た時、想像以上の映像の繊細さに思わず息を呑んだよ…。

まずね、冒頭の彗星のシーンで既に鳥肌総動員。

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とにかくリアル。そして美しい。逆光とか流れていく景色の立体感。2次元と3次元の間の「2.5次元」を見ている感じ。

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実写と変わりないくらいのリアルさで、でも現実よりも美しくて、でも現実離れしすぎていない風景。

いい塩梅で美しくデフォルメされた「都会」と「田舎」の景色がとても細やかに描かれていました。

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田舎のシーンでは赤と青が溶け合うあの何色とも表現し難い綺麗な夕暮れ。山々の表情や色付く紅葉。っていうか紅葉のシーンは綺麗すぎて口あんぐりだった。

一方、都会シーンも驚くぐらい精密なビルの書き込み量。
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三葉が瀧に入れ替わって初めて東京の街を散策し、新宿(だったと思う)の駅前が俯瞰で映るんですが、ビルや看板の再現力に驚いたし

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雨の日の地面が映るシーンは「実写ちゃうのこれ…?」と思うくらいのリアルさ。

他にも

  • 太陽の光が反射してキラキラ光る川の様子
  • 川の波紋
  • 部屋に差し込む太陽光
  • ネオンで飾られた東京の街

都会にしかない美しさ、田舎でしか見れない美しさがそれぞれ描かれていて。私は田舎住みなので三葉が住む田舎のシーンでは「あぁ〜私も地元でこんな綺麗な夕日見たなあ…」と思い出したり、東京のシーンでは三葉と同様「東京いいなあああ」とキャラクターと同じ感情で見れたので、作品にのめり込めて楽しかった。

見る人の環境によっても誰に共感するか、そしてどんな景色に懐かしさを感じ、感動を覚えるか。それぞれ違う共感ポイントが盛り込まれていたなあと思いました。

RADWIMPSの音楽

映像美だけだと多分ここまでヒットしてなかったと思う。作品中使われていたのは、全てRADWIMPSの楽曲。曲が流れるシーンでは、作品に合わせて曲を作るのではなく、曲に合わせて作品を作っていたそうです。RADWIMPSの曲が必要不可欠であり、曲が流れて盛り上がる展開になるように作ったと新海監督も語っていました。

ここぞ!という所でRADWIMPSの曲がズバーン!と流れる。こういう作品にJ-POPの楽曲を入れると浮いてしまったりしがちなんだけど、映像と音楽がめちゃくちゃマッチしていてもう気持ちいいのなんのって。

『前前前世』がメインの主題歌として使われていますが、私個人的には『スパークル』が流れるシーンがもうたまらなくて。曲を聞いただけで涙腺崩壊&鳥肌総動員。

スパークル

スパークル

  • RADWIMPS
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ストーリー

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単なる入れ替わりだけだったら、いろんな作品で使われていた手法だけどなーなんて思っていたら、まさかのタイムラグがあるとは…。

3年前に彗星で死んでしまった三葉と入れ替わっていた瀧。

そう思ってみたら、確かにいろんな所に伏線が張られていたなーと思うんだけど

  • 瀧が三葉に入っていた時、休みの日なのに間違えて制服を着ていた→その日は瀧の時間軸では平日、三葉の時間軸では休日だった
  • 奥寺先輩とのデートの前日に「デートが終わった頃に彗星が見えるね」という三葉からの伝言→瀧の生きる時間軸では彗星は3年前の出来事

なぜ2人が入れ替わってしまったのかという所に注目してみていたのでまったく気づかず「早く早く!対面して!」とワクワクさせてからのドン底に転落させるこの流れ。せっかく会いに来たのに、三葉との対面はもう二度と永久に叶わないという事実。都会と田舎という距離だけでなく、時間という決して近づく事の出来ない障壁にも阻まれていたなんて…

物語終盤の展開は「このまままた会えない2人になっちゃうの!?やめてぇええ…!」秒速5センチメートルで味わった絶望感を再び感じ取ってあわあわしてたら…まぁ、無事に…な展開にホッとしたファンも多かったと思う。世の中絶望に包まれているから、せめてアニメの世界だけはハッピーエンドで終わらせて!!!(笑)

あれだけ2人が奮闘したのに…みたいなバタフライ・エフェクト的ラストだったらモヤモヤ半端なかっただろうなー(笑)


あと原作を読んでいないので、把握しきれない細かな設定があったり、違う時間軸を理解しながら見るのはなかなか難しかった。タイムリープもの好きなんだけど、時系列理解するの苦手(笑)

  • 宮水家には代々入れ替わりの能力があった→三葉のおばあちゃんが「私も若い頃は〜」的な発言をする
  • 三葉が先に入れ替わりを体験する(瀧はこの時点ではまだ知らない)
  • 三葉が高校生の頃、中学生の瀧に会いに行き、組紐を渡す→これが2人が惹かれ合うきっかけになり、結果的に三葉自身を救うことに
  • 中学生の瀧は三葉とは初対面なので当然「誰?」となる
  • 組紐、口噛み酒、かたわれ時のおかげで瀧が三葉の時間軸に関わり、彗星落下死亡ルートから、彗星落下回避ルートに
  • 彗星を回避したので、三葉は生き残る
  • 5年の時を経て、運命的に惹かれ合った2人は再会する

瀧はいつ三葉を好きになったのか

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考察してる方がたくさんいて「そこまで分析してここまで細かく見てたの…凄いなー」って感心しながら色々読んでたんですが
『君の名は。』の感想の中でひとつ気になったのが

「瀧はいつ恋に落ちたんだ!?」問題。

対面したわけでも直接喋ったわけでもない女の子。
しかも自分の近くには奥寺先輩という魅力的な女性がいる。

相手は会ったこともないどこかの田舎の女の子。三葉を気にかけることなく奥寺先輩とくっついて、三葉はそのまま助からず死亡したまま…
となっていてもおかしくないんだけど、そこはやっぱりファンタジーというか、ね。笑

なんかの本で「恋心は電気製品に似てる」みたいな一文を読んだことがあるんだけど
電気製品って普段はそこにあって当たり前で使ってても感謝もしないけど、いざ壊れた瞬間に不便さや普段使えている事にありがたみを感じるって書いてあって。

これ…瀧の気持ちの変化と一緒やん…!!!

幾度かの入れ替わりでそんな生活が当たり前になり始めた所に突然の三葉の消失。三葉の気配がなくなって初めて三葉の存在の大きさに気づくんだよね。ここが男性の心理を上手く描いているというか。女性は恋心にすぐ気が付くのに、男性の場合は気づくまでに時間がかかる。「あれ…もしかして…これは…恋…?なのか?もしかしてあの子が好きなのか…?」みたいな自問自答する過程が必要で。毎日メールくれる人がいて連絡が届く間は全く気にならなかったのに、ある日突然パタリと連絡が来なくなったら、急にその人が気になりだす…みたいな。

瀧が恋心を自覚するためには、存在したものが消失する必要があった。

実際に出会って、デートしたり会話したりして段々と恋に落ちていく…というような描写はなかったから「急に恋に落ちてる!?なんで!?」ってなるんだろうけど、この一連の流れを考えると納得できるストーリー展開だったと思います。

よくよく考えたら彗星が降って三葉が一度死んだからこそ、瀧は三葉の存在を意識し始めたし2人は出会う事が出来たのか…。そう考えると切ないやらなんとも言えない気持ちになるね…ああああもう一度みたい…!!!

まとめ

とりあえず1回見て記憶に残っているところだけ感想にババっと書きましたが、映画内で何度も意図的に繰り返される境目のシーンとか、私の大好きな『千と千尋の神隠し』との共通点がたくさんあるなーとか、OPに社会人姿の瀧と三葉が映ってるとか劇中で普通にサントリーロゴが映ってたとか…1回ではわからなかった部分がまだまだたくさんありました。ストーリー展開わかった上でもう一度見直したくなるね、これは…!
最初のストーリー展開がありがちな題材なだけに、後半に行くに連れて段々と引き込まれていきました。

君の名は最高や…

最近のジブリはあまりグッとくる作品がなかったんだけど、これからは新海誠さんの時代になるんだろうなー。

今年見た中、いやここ数年間見た作品の中で最高のアニメ映画でしたっ。


スパークルのシーンの為だけにもう一度見に行くか…!!!