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映画『夜は短し歩けよ乙女』脳みそ気持ちイイ~なアニメ作品(あらすじ、感想)

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先日、春の京都をふらりと観光してきた。
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桜をこれでもかと撮りまくり、満足げに自宅へ帰ろうと二条駅へ向かう途中、映画館があるのが目に入った。

上映ラインナップを見てみると、気になっていた『夜は短し歩けよ乙女』が上映しているではないか!!!

「ここでこの作品に出逢ったのも何かのご縁、か…。」

予定を大幅に変更して、二条TOHOシネマズで『夜は短し歩けよ乙女』見てきました。


『夜は短し歩けよ乙女』あらすじ

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クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は
今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に
巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いは
どこへ向かうのか!?
映画『夜は短し歩けよ乙女』公式サイト

『夜は短し歩けよ乙女』は、2006年に発売された森見登美彦さんのベストセラー小説。
四畳半神話大系、ピンポン THE ANIMATIONを手掛けた湯浅政明監督によってアニメーション映画化されたのが今作である。

『夜は短し歩けよ乙女』感想

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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

普段アニメ作品をあまり映画館で見ないこと、そして事前予習として全くなんの知識も持たずにエイヤッと飛び込んでしまったことから

「果たして私でも楽しめるのだろうか…?」

と不安を持っていたのだけれど、無駄な心配に終わった。

まるで誰かの頭の中を覗いているような、乙女の夢を見せられているような不思議な世界観。言葉と映像の海に溺れる感覚を大スクリーンで楽しめた。

四季を一夜にギュギュっと詰め込むというなんとも情報量てんこ盛りな作品。現実世界ではありえない時間軸で物語が二転三転していく。

アニメだからこそできる表現。そして言葉遊びのオンパレードに文字数詰め込みまくりの怒涛のセリフまわし。見ていて、思わず

「脳みそ気持ちいい~~~!!!」と叫びたくなった。

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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

なるべく彼女の目に留まる通称『ナカメ作戦』という遠回りな方法でしか、黒髪の乙女にアピールできない気弱な先輩を演じたのは、今をときめく星野源さん。

映画館に行く前、テレビでちらっと「どなたた私にパンツをめぐんでださーい!」と絶叫するシーンを見て「一体どんなストーリーなんだ!?」と気になっていたんだけれど、そのシーンを見て星野源さんが大人計画の舞台でブリーフ一枚で熱演していたことを思い出した。夏帆さんと共演した『箱入り息子の恋』でも全裸でボコボコになるキャラだったような。全裸キャラに縁があるのだろうか…?笑

黒髪の乙女役は声優の花澤香菜さん。
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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

ナルシストキャラの学園祭事務局長を演じたのは、同じく声優の神谷浩史さん。
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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

そして、パンツ総番長という変わったあだ名のキャラクターをロバート秋山竜次が担当している。
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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

声優さんはもちろんのこと、星野源さんやロバート秋山さんの声はキャラクターにとてもマッチしていて、作品の世界観に没頭して見ることができた。

星野源さんが一人で20役くらい声色を変えて演じたという脳内会議場のシーンが面白かった。数十人いる脳内先輩があーでもないこーでもないと言い合う。

「いや、ダメだ!」
「ぶつかって行けよ!」
「嫌われたらどうするんだ!」

好きな子だから、近づきたい。でも好きな子だからこそ、嫌われたくないという二つの思いで揺れる感情が表現されている。いかにも青春時代の恋愛、といった感じでむずがゆくなった。

一応、青春恋愛ファンタジーという位置づけの作品らしいが、カップルで見に行く作品というよりかは、ひとりでひっそりレイトショーで見るような作品だと思う。

あと、個人的には千と千尋とパプリカを足して二で割ったような感じだと思った。アニメだからこそ描ける不可思議な世界観「良き…!」ってなりました。

新しい季節になり、少しばかり悩みが増えモヤモヤとしていた時だったのだけど、思わずハッとさせられるセリフばかりで、やはりこのタイミングで見たのはご縁だったんだ…と思った。

寂しさから人と繋がるのは悪いことなんだろうか。
ずっと孤独だと思っていたけど、そうじゃなかった。

乙女がずんずんと歩き様々な人の元を訪れ、孤独や風邪をふき飛ばしていく姿に私の悩みもふき飛ばされてしまったようだ。

ひとりぼっちで孤独でもうダメだーって人はぜひ見て。きっと乙女の姿に元気を貰えるはずだから。

「君の名は。」でも感じたことだけど、やっぱり日本のアニメ技術は素晴らしいなと改めて実感させてくれる作品でした。あと、京都観光後に見たから「さっき見た景色だーー!」「散策した先斗町が!」という感じで、2割増しで楽しむことができた。

鑑賞後はみな、同じ感想を抱くだろう。

「とりあえず、電気ブランが飲みたい…!」

作中に出てくるbar『月面歩行』のモデルとなった『moonwalk』では、実際に電気ブランが飲むことができます。鑑賞後にふらりと立ち寄ってみるのもいいかもしれない。

そういや、私が行ったトーホーシネマズ二条では、本日クリエーターズトークショーが開催されるんだとか。
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湯浅監督、脚本の上田誠さん、そしてキャラクター原案の中村祐介さんもこられるそうなので、京都近辺の方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

帰ってすぐ、四畳半神話大系を一気見してしまった。小津サイコー。次は原作小説に手を出してみよう。
好きなものがどんどん増えて、そしてどんどん繋がっていく…。